軽自動車の維持費や税金はどれくらい安いの?お得さがすぐ分かるコンパクトカーとの比較まとめ

軽自動車を選ぶユーザーは、自動車に対して購入値段をはじめとしたコストパフォーマンスを重視する人が多いですね。
実際、軽自動車は登録車に比べて、購入費や維持費が格段に安いです。ガソリン代、税金、果ては自動車保険まで安い! 消費税が10%に増税されますから、やはり軽自動車を選ぶ人が増えるのも納得です。

しかし、どれくらい軽自動車が安いのか? というと、詳しく知らない人もいると思いますので、改めて、この記事でコンパクトカーと比較して軽自動車にかかるコストを明確にしたいと思います。

軽自動車にかかる税金について

自動車にかかる税金は、まず1年毎にかかる自動車税ですね。

軽自動車:1万800円/年
普通車:2万9500円(エンジン排気量1.0l以下)

見ての通り、自動車税は普通車と軽自動車で年間3倍近い差があります。

2015年4月から軽自動車の自動車税が50%近くアップしてしまったので、軽自動車の安さは少し弱くなってしまいましたが、それでも年間1万円ちょっとしか税金がかからないのは軽自動車の強みです。

しかし、そこで登場したのがコンパクトカーです。

コンパクトカーを売りたい営業マンのセールストークで「コンパクトカーはエコカー減税があるから、軽自動車並に税金がお得ですよ」というものを耳にしたことがありませんか?

エコカー減税とは何ぞや? という人のために補足。

エコカー減税は、国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアした、環境性能に優れたクルマに対する税金の優遇制度です。
対象となる新車を購入した場合にかかる「自動車取得税」と、適用期間中の新車新規検査の際に納付する「自動車重量税」が減税されます。
また、自動車グリーン税制により、翌年度の「自動車税」も減税されます。

要するに「燃費が良くて環境に優しい車は、来年度の税金を安くしますよ~」という国の減税制度です。
エコカー減税が適用されるエコカー、フィットやシエンタ/、ノート、ヴィッツ、スイフト、VWポロなどを購入すると、来年の自動車税はなんと軽自動車並の1万円以下になるのです。

コンパクトカーが安い! お得! と言われているのは、このエコカー減税があるからなんですね。

そして、エコカー減税は軽自動車には適用されないのです。

最近は燃費が良い、エコカーの軽自動車も出てきているので、2015年から減税される! ともっぱらの噂でしたが、新車でないといけない、中古車ではエコカー減税対象にならない、など結局あまりお得な制度にはならない模様なので、やはりコンパクトカーなど燃費が良い登録車が最も優遇されるようです。

「じゃあ、コンパクトカーを買おう!」

と思った方は甘いです。

実は、エコカー減税は納車の翌年しか適用されないのです。

1年間はエコカー減税で軽自動車以下の自動車税だったとしても、その次の年から3万円/年に戻るので、ずーっと1万800円/年の軽自動車の方が結局安いのです。
コンパクトカーはあくまで翌年だけ自動車税が安い! という事を頭に入れておきましょう。自動車税の安さは、軽自動車にはまだまだ及ばないようです。

もう一つ、毎年払わなければいけない自動車の税金といえば、自動車重量税ですね。
自動車の重さに税金をかける…ってなんじゃそれは、という話ですが、決まり事なので仕方ありません。

こちらを比較して見ても

軽自動車 9900円/3年
登録者(1000kg以下) 2万4600円/3年

減税なしの計算ですが、こんなに差があります。
コンパクトカーの場合、条件を満たしていればエコカー減税によって初年度だけ100%減税の0円になり、翌年まで減税が続くケースもありますが、3年後からは結局、元に戻り軽自動車との差は開きます。

エコカー減税はずっと適用されるものではない、という事をしっかり把握してくださいね。長期に渡って保有すると、結局はこの差がずっと続くことになるのですから。

そして購入時に一度だけかかる自動車取得税。

150万円の新車を購入した時の差はこちらです。

・計算式
普通車:取得価格×3%=自動車取得税
軽自動車:取得価格×2%=自動車取得税

・150万円の車を購入した場合
普通車(1000kg以下):4万5000円
軽自動車:3万円

こちらも軽自動車が安い!
とはいえ、エコカー減税の場合は0円になります。1度ぽっきりの税金なので、ここを減税されても、あまりメリットは無いのですがね。

エコカー対象車一覧を見たい! という方へ。

エコカー対象車は各社の公式ホームページ上にて公開されています。
一例として、トヨタ自動車のエコカー対象車一覧は下記となります。

トヨタ自動車 エコカー対象車一覧

普通車を買うなら、エコカー対象車を選んだほうがお得です。
しかし、長期的に見ると、やはり税金が安いのは軽自動車です。エコカー減税も税制も、年によって変わってきますが、やはり普通車を軽自動車並の維持費に…という方向には今後も期待は出来ないでしょう。

税金比較まとめ

・エコカー減税は納車の翌年だけしか適用されない
・自動車税、自動車重量税など1年毎にかかる税金は、3年以上保有するなら軽自動車のが安い
・コンパクトカーは安い!というエコカー減税詐欺に騙されるな

保険料もわずかに軽自動車が安いです

自動車保険も、年間に渡ってかかる自動車の維持費です。
保険料に関して普通車と軽自動車を比較してみると、任意保険・同条件で比較した所、1万円ほど軽自動車の方が安くなります。

自賠責保険に関しても、

普通車:1万6350円/12ヶ月
軽自動車:1万5600円/12ヶ月

と、1000円ほど安いです。

自賠責保険の差は僅かとはいえ、任意保険の年間1万円差は大きいです。
長く保有すればするほど、自動車保険料は軽自動車の方がお得というのが結論になります。

最近の軽自動車ならガソリン代も優秀です

ガソリン代も、軽自動車の方がお得なケースが多いです。
車種にもよりますが、例えばミライースのL”SA”グレードであれば、35.2km/lの燃費。これはフィットの13Gグレード26km/lと比べると、断然、燃費が良いことが分かります。

年間8000km走る人であれば、年間のガソリン代は普通車と軽自動車で10万円近く差がつきます。
軽自動車は軽量ですから、その分、普通車以上の燃費を実現することが出来るのです。

ランニングコストが安い

故障した際の修理費や、パーツ代、タイヤ、バッテリー、オイルなどの消耗品も軽自動車は安いです。
中古車を買うにしても、新車を買うにしても、自動車をガンガン利用する人はメンテナンスや修理は必須ですよね。

軽自動車はボディが小さいため、部品代が安く、メンテ費用なども普通車に比べると安いです。

結論:コンパクトカーはあくまで普通車の中でお得ということ

コンパクトカーやエコカーがもてはやされていますが、やはり安さ、維持費、税金の事を考えると、軽自動車はコスト面で優秀です。
ただ、軽自動車は最近の人気車種は購入費用が高いため、昔ほどお得…という感じは無くなってしまいました。しかし、裏を返せば買取価格が高く、乗り換えの時に高く売れるという事です。

SUZUKIのハスラーやダイハツのウェイクなどは、人気車種のため今後、年数が経っても買取価格はなかなか落ちないでしょう。

とはいえ、軽自動車はあくまで軽自動車。
普通車のパワーには勝てませんから、あくまで費用の面では軽自動車が強い…というお話なので、普通車にするか軽自動車にするかは、しっかり自分の用途、生活スタイルなどに合わせて決めて下さいね。

目先の購入価格や営業マンの「コンパクトカー安い攻撃」に騙されず、しっかり長期的な費用なども計算して自動車を選ぶようにしましょう。

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