独身女性にとって医療保険は精神的な支えになる。40代で乳がんになった時に保険に助けられた体験談

現在50歳、女性、独身で一人暮らし
世帯年収は200万円くらいです。

現在加入している保険は「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」の医療保険です。

加入したのは平成20年で、当時の保険の名前は「健康のお守り」という名前でしたが、現在は変わっているかもしれません。

終身タイプの保険で、払込を60歳で終わらせるタイプにしたため、支払金額は年払いで、94,130円になります。

加入した経緯ですが それまで加入していた生命保険が、満期になったため、新たな保険加入を検討していた時にふらりと立ち寄った「ほけんの窓口」という保険の無料相談窓口で勧められたのがきっかけです。

当時、42歳で「もう、このまま一生独身かも」と考え始めていたので、自分のライフスタイルに合った保険に加入したいと思い相談しました。

ポイントは、家族がいないので「死亡保険金がないこと」
自分が病気になった場合の手厚い対応が必要だという点です。

また、60歳を過ぎて、支払いを続けるのはきついと考え、60歳までに支払うタイプにしました。

正直、ちょっと高額だな、この分を貯金にまわせばいいのかもなどという考えが頭をよぎったのも確かですが、独身であるという不安から、とりあえず加入しておこうという軽い気持ちで決断しました。

よもや、このときの決断が、のちの自分の心の支えになるなどとは、このときは想像すらできなかったのです。

それまで、病気らしい病気をしたことなどありませんでした。
なんら根拠もないのに自分自身の健康に確固たる自信を持っていたのです。

それが、音をたてて崩れ始めたのは、45歳の時でした。
コンタクトを作成しに行った眼科で、「網膜剥離」という、放置すれば失明に至る病気が発見されました。

幸い、このときはまだ、症状が軽く、入院は不要な状況でしたが、「レーザー治療」という処置が必要でした。料金が35000円くらいかかったので、手痛い出費だと感じたのですが、病院の看護師さんによると「生命保険」の支払いの対象になるとのこと。

早速、問い合わせてみると、なんと10万円が支給されました。
不幸中の幸いだと喜んでいたのですが、さらなる病気が私を襲ったのです。

それから、約1年後、入浴中ふと触れた左胸に梅干大くらいのしこりをみつけました。
もしやと思い、乳腺外来を受診すると、結果は「乳がん」。手術の日にちを決定し、これからどうしようと、バス停のベンチで途方に暮れていたときのことは今でも忘れられません。

とにかく、頼る人がいないのだ、自分で何とかしなければと気持ちを奮い立たせ、その場で、生命保険の会社に手続きのため電話をしました。

穏やかな優しい口調で「大変ですね、保険はおりますので、心配なさらないでください」と言われたときには、不覚にも涙がこぼれました。

保険会社なのだし、お金も支払っているので、当たり前と言えば、当たり前なんですけれども、なんだか一人じゃない、心強いと感じられて、嬉しかったのを覚えています。

乳がんに関しては、手術のために、40万円が支給され、入院1日1万円も支払われました。

その後の放射線治療においては、支払われると思っていなかったのですが、保険会社から「もし放射線治療を受けられるのなら、支払いますので、連絡をください」という連絡があり、支給してもらえたという経緯があります。

放射線治療は、1日5000円ほどかかり、1カ月間、週5日通うため、かなりの出費。
この点は本当に助かりました。

ただし、通院においての支給はないタイプだったので、その後の支給はなかったです。

以前に比べて、どの病気も入院期間を短くして、通院で治療することが多くなる傾向があり、特に乳がんでは入院は4日程度。

その後の治療は、状況にもよりますが通院で行われます。

今後、保険に加入される方は、通院などの保障を手厚くするべきではないかと思います。
また、抗がん剤、ホルモン剤に関しては、支給されないタイプでしたので、こちらは自分での支払いとなりました。

1回で25000円程度の抗がん剤、3か月分で15000円程度のホルモン剤の支払いは、休職中の身の上ではなかなか厳しいものでしたが、傷病手当を利用して、なんとか賄いました。

保険に入っていて良かったかと聞かれると、私の場合は、「良かった」と胸を張って言えます。
がんになった時に感じたのはもちろん、その後も、子宮筋腫や副鼻腔炎の手術、ウイルス感染症での入院などの際に、お世話になりました。

お金を支払ってもらえるということは、もちろん大きな安心になりますし、他に頼る人がいないこと、仕事を休まねばならないことなどから、精神的にも不安定な状況において、気持ちの上での支えにもなります。

また、保険会社によっては、支払いまでに日数がかかるとか、手続きが煩雑だとかいう意見が聞かれますが、私の加入していた保険の場合、支払いが本当にスムーズで助かりました。

しいて言えば、がんになった場合、その後の保険料の払い込みが免除になる特約や、先進医療の特約に加入してなかったことは、ちょっとだけ後悔しましたが、欲を言えばきりがありませんよね。

加入していただけでも、気に病むばかりで行動に移せないタイプの私としては上出来だったと思っています。

しかし、この保険をすべての人にお勧めしたいかと聞かれると答えに窮するのもまた事実です。

年間10万円近い支払いは、きついと感じますし、私と同世代で独身であっても、これまで一度も病気をしたことがなく、生命保険に加入してない人もいます。

実際、私がこれまでに保険で支給してもらった額と、これまで支払った保険料とこれから支払う保険料の合計は、ざっくり計算してほぼ同額。

もちろん、60歳をすぎて保険の保障が続くというメリットはありますが、正直「こんなに病気をしないと元がとれないのか」という思いもあります。

一方で、保険に加入して下さっている大勢の方が健康でいてくださるからこそ、病気の私に保険料が支払われるというのもまた事実。
加入する人がいなくなれば、困る人もたくさんいるわけですよね。

私の個人的な意見を言わせてもらえるなら、私のように、心配性で、どちらかといえば繊細で神経質なタイプの人は加入しておくべきではないでしょうか。

性格的に、そのようなタイプの方は病気にもなりやすいそうです。さらに付け加えるなら、そのようなタイプで、なおかつ独身の方は、ぜひ、加入を。病気の際の心細さと言ったら、既婚者の比ではありません。

「そのうちに」と思わずに、加入するにせよしないにせよ、一度、専門家に相談してみて自分なりの結論を出しておかれることをお勧めします。



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